ご案内
葬式には金銭面などでも様々な事前準備が必要です。まずが基礎知識を集めてみましょう。
団体葬は会社や町内会などの団体が主催する葬儀なので、葬儀委員長はその団体もしくはそれに準じる人を任命します。
個人葬でも葬儀委員長を立てるときがありますが、これは世話役代表と考えてよいでしょう。
会場費や会食費、僧侶のお和式かキリスト教式かによってちがってきます。
その相違点や形態などは次章で説明してあるので、その決め方について触れておきましょう。
船(戒名料や読経料など)や霊柩車などの搬送費といった関連費用を含めたものです。
葬儀社とは、必要な品物の数量・等級・価格などを明確にした見積もりを出してもらってから契約することです。
日本消費者協会が行った「葬儀についてのアンケート調査」(平成四年版)では、価格表か見積書を見せてくれたのは全体の六八・一%に達しています。
葬儀費用でトラブルを起こしたくありません。
事前にその提示を約束してもらいましょう。
家族や家系が仏教の場合、仏教の様式で通夜・葬儀を行うのがふつうです。
しかし、仏教の家でも故人がキリスト教の信者ですと、キリスト教式で行うことが一般的です。
読経やミサの通夜・葬儀の形態は仏式か神式の形と規模の大小を規模の大小も決めておきましょう。
また、故人が通夜・葬儀を控えめにしたかったとき、これに従うこともあります。
ただし、このときはあらかじめ会葬者に通知しておくべきです。
祭壇を花でつくったり、式次第を決める中に音楽演奏を加えたり故人のビデオを流したり、宗教葬のほかに無宗教葬もあります。
宗教の様式にとらわれず、故人や喪家の意向をとり入れ、祭壇の飾りつけや式の進め方などに自由な演出を付け加えたものです。
代わりに「故人を偲ぶ会」を開いたりします。
式場を決める通夜・葬儀の式場は、自宅、寺院、斎場(葬儀場)、集会所などです。
式場の決め方については、家の広さや会葬者の数などで決めるのがふつうですが、最近はマンションやアパートといった狭小住宅が増え、斎場や集会場を使う人が多くなっています。
狭小住宅ですと、式場が狭いばかりか、祭壇用具や棺の出し入れなどに手まどるためです。
斎場は大きく分けて民営斎場と公営斎場があります。
民営斎場には葬儀社や互助会が経営するもの以外に、寺院で管理運営する寺院斎場があります。
お寺の式場というと、本堂や客殿を想い浮かべますが、最近は斎場専用の近代的な施設を開設する寺院も少なくありません。
市や区が管理運営するもので、火葬場の中にある併設型施設と斎場単独の独立施設があります。
東京の場合、区営の独立施設が六区六カ所(平成五年七月現在)に開設されていますが、使用するには死亡者か喪主がその区に在住していることを条件としています。
葬儀社が経営する民営斎場に比べ使用料が安いのが大きな特長です。
ただ、火葬場に併設されている斎場の多くは通夜の泊まり込みを禁止しています。
東京の区営斎場は火葬場とは別個の独立施設なので通夜の泊まりも可能です。
東京や大阪など大都市圏には寺院斎場が増えています。
運営管理するのは各宗派の仏教寺院ですが、宗派に隠係なく貸し出しているため、例えば日蓮宗の寺院でも浄土宗の喪主に開放してくれます。
神式やキリスト教式の葬儀でも貸し出しに応じますが、通例、日蓮正宗の使用は禁じています。
また、通夜の泊まりについても可能な寺院が大半を占めています。
神式の場合は神社では葬儀を行いません。
自宅か一般の斎場(仏教系の寺院斎場でも可)を手配します。
また、キリスト教の場合は教会で行うのがふつうです。
本来は会員用の施設でしたが、最近は多くの互助会が一般にも貸し出しています。
使用料は葬儀社の民営斎場とほぼ同じと考えてください。
自宅で行う場合祭壇を設営する場所と通夜の部屋をまず決めます。
会葬者の出入りに不便がない位置に焼香台を置くべきです。
狭い家でしたら玄関や縁側に近い場所が便利です。
また、僧侶や親族の控え室として部屋を確保しておきます。
部屋の家具や荷物などは整理整頓しておきましょう。
置物や装飾品も片づけます。
遺族の使う喪服や葬儀に必要な用具はわかりやすい場所にしまっておきます。
通夜・葬儀に必要な用具や什器類も用意しておきましょう。
座布団、灰皿、冷暖房機、湯呑み・急須、徳利・盃、コップ・グラス、お膳・小卓、ポット・やかん、皿・箸、筆・硯、筆記具・用紙、テープ・画鋲…などを忘れないこと。
仏壇の扉は忌が明けるまで閉め灯明やお神酒はあげません。
神棚があれば「神棚封じ」をします。
遺影写真はフィルムがあればスナップでも葬儀用に大きく引き伸ばしてくれます。
カラーでもモノクロでも〇Kですが、故人の顔が正面を向き、はっきり写っているものを選びます。
フィルムがなくても写真があれば引き伸ばしも可能です。
神道では死を最も穢れたものとします。
そこで、死ぬと同時に神棚を半紙などをあて封じます。
神道の忌み明けは通常四〇日後ですから、神棚封じを解くのもその以降にします。
仏式の忌み明けは通常七七日(四十九日)後です。
狭い場所だと大型祭壇を設営できません。
祭壇の大きさはどうしても小さめになります。
祭壇は部屋の広さや間取りなどを考えてから決めることです。
仏式祭壇の種類は、彫刻祭壇や生花祭壇や特注祭壇などに大別されます。
彫刻は仏式に見られる一般的なもので、料金によって材質や飾りつけ(三段飾りー七段飾り)が異なります。
生花祭壇は生花で祭壇を形成するもの。
無宗教葬や…キリスト教葬に比較的多く見られますが、仏式でもこれを使う喪家が増えています。
また、特注祭壇は故人のコレクションを飾って祭壇としたり、祭壇の素材を金属製やガラス製にしたものなど、特別注文の祭壇をいいます。
外回りについて家の周囲や道路を掃除しておきます。
会葬者のために道順を示す札を貼ります。
さらに、玄関にはAV祭壇のランクと飾りつけ祭壇の飾りつけは葬儀社が全部やってくれます。
また、故人の茶わんで一路飯を盛るので、愛用の茶わんと水のみを用意しておきます。
祭壇の飾りつけは宗派によって多少ちがいます。
また、三段・五段・七段といったランクに介かれます。
祭壇料金は、この段の多少と飾りつけ方で料金が変わってきます。
段数が多いほど料金は高くなりますが、供花や供物を飾れば少ない段数でも豪華に映るものです。
忌中札を貼っておきます。
忌中札や道順札は葬儀社で用意してくれます。
受付は通例、玄関に設けます。
場所がなければ道路や部屋の中でもかまいません。
受付台には受付札を貼り、弔問客の記帳簿と筆記具などを揃えます。
花環は地域によって飾れないところがあります。
事前に確認しておくべきです。
並べる順番も献花と同じように決まっています。
葬儀社と相談して正しく並べてください。
供花(くげ)と供物仏式の供物は線香・ロウソク・果物・菓子などが一般的です。
店に弔事の供物を頼むと、適当に見つくろい、不祝儀用ののし紙をつけてくれます。
供物や供花の飾りつけは、故人との血縁の濃い順に飾り、続いて身分の高い人から順に配していきます。
喪家では供物帳を用意しましょう。
花環を並べる順番故人との親交が深かった順に玄関に近いほうから外側に向かって並べます。
ただ、世話役や葬儀委員長や諸係は親族の代わりなので喪章をつけるのが習わしです。
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